2022/06/17(金)
株式会社ミライ・トラスト
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GTIN、JANコード、PLUコード、インストアコードの違いとそれぞれの意味について



商品の販売に際して今や欠かせないものとなっているバーコードですが、単にバーコードといっても世界には、100種類ほどのバーコードの種類があるとも言われており、私たちの生活で目にする主要なバーコードだけでも発行元や目的・状態に応じてさまざまな規格や呼称が存在しています。

この記事では普段私たちが買い物をする商品についているJANコードを中心としたバーコードの呼称や体系について解説していきます。

JANコード(GTIN)


JANコードとは、普段私達が買い物する商品についているバーコードのことです。
JANコードの「JAN」は、「Japanese Article Number」の略で「どの事業者の、どの商品か」を表す、世界共通の商品識別番号となっています。
JANコードはあくまで日本国内のみの呼び方で、国際的にはEANコード(European Article Number)、あるいはGTIN(Global Trade Item Number)と呼ばれています。
JANコードは「一般財団法人 流通システム開発センター」にて管理と普及が行われています。

PLUコード


PLUコードとは、価格が紐付けられたJANコードのことです。
PLUコードの「PLU」は、「Price Lock Up」の略で、日本語では商品価格識別番号という意になります。
商品にあらかじめ印刷されているJANコードでは価格に関する情報は含まれていません。
各JANコードに対する価格の情報はそれぞれのお店のデータベースに持っていて、レジで商品のバーコードを読み取り、お店のデータベースにアクセスして、その商品の価格を調べに行くことになります。このように、価格情報と紐づけられたバーコードのことをPLUコードと呼びます。

インストアコード


インストアコードとは、商品自体に印刷されているJANコードとは別に、自社店舗内での商品管理のために用いる独自採番のバーコードのことです。
JANコードはメーカー製品に付与される商品コードですが、これを肉や野菜・魚といった生鮮食品等にも使用できる仕組みで、JANコードと同様にレジで読み込むことができます。
インストアコードではJANコードの冒頭2桁の国コードの部分が20~29の数字に置き換わり、それ以降の末尾1桁を除いた10桁を自由に設定するが可能で、この10桁を商品の識別コードと価格情報識別コードに振り分けます。

JANコードの体系


JANコードには13桁の数字で構成される標準タイプ(GTIN-13)と、8桁の数字で構成される短縮タイプ(GTIN-8)の2種類があります。



2種類とも作りは共通しており、左から順に下記の通り番号が並びます。



この記事ではJANコード(GTIN)、PLUコード、インストアコードの違いとそれぞれの意味及びJANコードの体系について解説を行いました。
弊社としましても、業界内でやり取りされるそれぞれの言葉の持つ意味や示す範囲を曖昧な理解に留めず、正確に理解することで、本質的な課題解決に取り組んでまいります。
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