スーパーの売場に関する複数の用語についてそれぞれが指し示す場所と意味、役割についてまとめました。
主通路
主通路とは、お店のメインとなる通路のこと。スーパーであれば出入り口に面した野菜売り場から始まり、魚、肉売り場に続くコの字型の通路などをよく見るかと思いますが、あれが主通路とよばれる通路となります。
店内で最も幅が広く、顧客の70%以上の人がここを通ります。顧客を最もアピールしたいコーナーヘ自然と誘導し、店内での回遊性を高めるように設計されています。
定番
定番とは、スーパーの主通路沿いや中通路沿いにあるエンドからサブ通路に入ったゴンドラがあるエリアのことを言います。
スーパーマーケットにおいて、加工食品や日配食品の売り上げの約8割は中通路にある商品から生み出されるとされており、主通路や後述のエンドはいずれもこの定番商品が置かれている中通路への誘導を目的とした回遊設計や施作が為されています。
ゴンドラ
ゴンドラとは商品が積んである陳列棚を指します。
エンド
エンドとは、ざっくり言えば通路沿いに設置されている棚や台のことです。長いゴンドラの端に設置されていることからエンドと呼ばれていて、季節やトレンドの商品が頻繁に置かれることから定番と対に使われることが多いです。顧客への露出が多く中通路への誘導を主目的としているため、重点的に管理が必要となります。
カレンダー
カレンダーとは、売り場の棚の側面のことです。主に商品をフックにかけて陳列し、関連販売を実施することが多いです。
催事売り場
催事売り場とは、定番とは別の場所に配置され、地域行事や際物商品を扱う売り場のことです。
節分の恵方巻きや年末の鏡餅などが置かれている場所が催事売り場に当たります。