2024/01/15(月)
株式会社ミライ・トラスト
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【スーパーマーケットの知識】棚割り業務で抑えておくべき基本用語を全て解説


スーパーマーケットでの棚割りは、商品を効果的に展示し売上を最大化するために欠かせない要素です。特に新入社員や業界未経験者にとって、この基本をしっかりと理解することは、店舗運営において大きな差を生み出します。本記事では初めてスーパーマーケット業務に取り組む方々に向けて、抑えておくべき基本用語を全て解説します。

ゴンドラ

ゴンドラとは、スーパーマーケットなどの店舗で、商品を陳列するための棚のことです。これらは一般的に中央通路に配置され、両面に商品を陳列できる構造になっています。効率的な棚割りと陳列により、商品の魅力を高め、顧客の購買行動に影響を与えることができます。

フェイス

フェイスとは、顔(Face)という意味から来ている用語です。商品が棚にどのように並んでいるかを指す言葉で、特に商品が棚に占める前面表示の幅を表します。つまり、一つの商品やメーカーが棚のどれだけのスペースを占めているか、ということです。

フェイシング

フェイシングとは、商品を棚に陳列する際の方法を指し、商品を棚の前面に向け、ラベルやメーカー名が顧客から見やすいように配置することを意味します。フェイシングは商品の視認性を高め、整理整頓された陳列を作ることで、顧客の購入意欲を促進する目的があります。

グルーピング

グルーピングとは、フェイシングの方法の1つであり、類似または関連する商品を一緒に陳列することを意味します。この方法は、顧客が必要な商品を簡単に見つけられるようにするため、また関連商品のクロスセリングを促進するために使用されます。例えば、朝食関連商品(シリアル、牛乳、フルーツジュース)を同じエリアに配置することが一例です。

ゾーニング

ゾーニングとは、フェイシングの方法の1つであり、店舗内を特定の「ゾーン」に分けることを指し、それぞれのゾーンで異なる種類の商品群を扱います。この分類は、顧客の買い物体験を向上させ、効率的な買い物を促すことを目的としています。例えば、生鮮食品ゾーン、乾物ゾーン、家庭用品ゾーンなどがあります。ゾーニングは顧客の動線を考慮し、関連性の高い商品を近くに配置することで、買い物の利便性を高め、店舗全体の売上を促進することができます。

ゴールデンゾーン

ゴールデンゾーンとは、顧客の目線の高さに位置する商品陳列エリアのことを指します。一般的に、このゾーンは成人の目線の高さ、棚の中央部分に位置し、最も視認性が高いエリアとなっています。ゴールデンゾーンに配置された商品は高い視認性があるため購買行動を促進するとされています。

ライン

ラインとは、商品を陳列する際の配置や整列の方法を指します。ラインには水平ラインと垂直ラインが存在します。
水平ラインとは、商品を棚の水平方向に並べる方法です。水平ラインは、顧客の視線を棚の左右に自然に動かし、さまざまな商品を見やすくする効果があります。一般に、同じカテゴリーやブランドの商品を水平方向に並べることで、顧客が比較しやすくなります。
水平ラインとは、商品を棚の垂直方向に並べる方法です。垂直ラインは、顧客が上下に視線を動かしながら商品を確認できるようにするため、棚の上部から下部まで均等に注目を引くことができます。特に、顧客が歩きながら商品を探す店舗レイアウトでは、垂直ラインが効果的です。
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